矯正治療について

診断と治療方針

当クリニックでは、骨格の成長、歯の移動、顔貌の変化を治療目標として図式化し、その予測に基づき、抜歯、非抜歯の是非や治療方針を決定し、詳細をご説明いたします。

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Step1 初診

8台全ての診療チェアーがコンパートメント方式で、患者さんのプライバシーが保護されます。 初診では歯並びと口元の写真を撮影し、コンピューター画面に表示しながら、問診、視診、触診を行い、 歯並びや.噛み合せなどのご相談をお受けします。初診では、お気になられているところや、ご心配な点をご遠慮なくお尋ねください。

Step2 矯正診断資料の採得

問診、視診、触診による臨床診査。

口と顔の写真 歯並び、顔と口元のバランス
歯型(口腔内模型) 咬合器へのマウントと機能解析
正・側面セファログラム 被爆量の少ない最新のディジタルX線装置使用
歯科用コーンビームCT 頭頚部に特化した被爆量の少ないCT装置。矯正歯科分野では本邦初2002年導入、2007年NewTom3Gへバージョンアップ。 顎骨、歯、顎関節、副鼻腔などを3次元的に解析
鼻腔通気度測定 正しい鼻呼吸の評価。必要に応じて簡易睡眠検査を行う。

Step3 診断と治療ゴールの予測

診断資料の分析結果に基づき、歯並び、骨格、口元の関係を解析します。 耳鼻科的な問題や舌癖などの悪習癖がある場合は、それらの機能的な問題が現症とどのような関係にあるかを明らかにし、 総合的な診断を行います。当クリニックでは、骨格の成長、歯の移動、顔貌の変化を治療目標として図式化し、 その予測の基づき、抜歯、非抜歯の是非や治療方針を決定し、詳細をご説明いたします。 また、歯型以外のすべての資料は、患者さんに帰属するものとしてご提供しています。

診断と治療ゴールの予測
  1. 主訴/口元の突出と口がしめにくい
  2. 診断名/上下顎前突を伴うClass l不正咬合
  3. 初診時年齢/15歳6か月
  4. 主な治療装置/マルチブラケット装置
  5. 上下顎左右第一小臼歯の抜歯
  6. 治療期間/2年1か月
  7. 治療費/矯正治療基本料:80万円 調整料 3,000~5,000円×25回
  8. リスク・副作用/矯正中は、口腔内を清潔に保たないと、虫歯、歯肉炎、歯周病になるリスクがあります。マルチブラケット装置の使用は、口腔内の刷掃や治療協力が必要です。協力度や思わぬ成長によって、治療結果が予想通りにならないことがあります。骨格構造の形態によっては、前歯の後方移動が制限されることがあります。治療後の保定管理を怠ると、後戻りが起こります。十代後半には、親知らずの存在をチェックし、その後の管理も必要です。

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